☆スレイヤーズ・ロールプレイングゲーム☆

     掛け替えのない真実    
 
 

  「やっぱりここは旧街道でしょ?」
  そういいつつウィンクひとつ。
  あたしのその言葉に。
  「やっぱしか。だけどリナ?絶対にオレから離れるなよ?
   というか一人であの道を絶対に先にいくなよ?」
  などとなぜかしつこくガウリイはいってくるけど。
  何がいいたいんだろ?こいつは・・・・。
  「・・・・ま、まあ確かに・・・今はあれがなくなったから・・大技が二つ。
   使えないからねぇ。」
  そんなガウリイの言葉にあたしは思わずしみじみとつぶやく。
  そう、ルーク=シャブラニグドゥとの戦いで。
  あたしはゼロスから買い上げた魔血玉(デモンブラッド)を失ったがゆえに。
  魔力増幅をしてでないと発動しない術が二つ。
  今ではオジャンとなっていたりする。
  いや、完全にオジャン・・というわけではないのだが・・・。
  まあ完全にと試したわけではないけれど。
  何となくだけど・・・そう何となく。 
  ・・・以前よりちょっぴぃぃし魔力が増幅しているような気がするのは。
  多分あたしの気のせいではないであろう。
  あと問題なのは・・・陰険冥王と魔竜王が滅んだことにより、
  ・・・かなり使用がってがいい術が使えなくなったということ。
  たとえばガーヴ・フレアとか・・あたしあれ結構見た目が派手なので、好きだったんだけどなぁ。
  まあ今さらいってもどうにもならないけど。
  何はともあれ今は魔族などが出てきたら対抗しうる術があまりない。
  という現実がある。
  ちなみにふと気づいて以前よりガウリイに内緒で・・といってもどうやら気づかれているようだけど。
  研究している神聖魔法のほうのできもいまいちである。
  あたしとしては冥王が滅んだことによりおそらくはこの地を覆っているといわれている結界が。
  解けたのだ・・・と確信しているのだが、まあ世間一般、まさか冥王が滅んだなどと。
  知られているはずもなく。
  ・・・まあなぜか魔道士などやそしてまた魔道士協会のうちでは。
  冥王の力を源にした術と魔竜王の力を源にした術が。
  きれいさっぱりつかえなくなっていることでいまだに右往左往しているらしいが。
  まああたしとしても別に報告する義理もないし。
  というか気が狂ったと思われるのが落ちである。
  「まあな。でもリナ?本当に無理するなよ?
   オレだってお前を守るためにいるんだからな?」
  ??
  「はいはい。あんたはあたしの自称保護者だもんね。
    というわけで旧街道を通ってからカルマートへ。オッケー?」
  何であたしを守るためにいるとか
  よくわからないことをこいつは言っているのかはわからないけど。
  とりあえずあたしたちは旧街道を抜けてそしてカルマートへ。
  それからゼフィーリアを目指すことに。

  

  そんな会話をしつつあたしたちは旧街道。
  と呼ばれる街道にと足を向けてゆく。

  と。

  どごぉぉぉぉん!

  街道から少し離れた森の中から。
  聞こえてくる爆発の音。
  こ・・・・これは!?

 

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