☆スレイヤーズ・ロールプレイングゲーム☆
掛け替えのない真実
「うどわぁぁぁ!助けてくれぇぇ!」 何やら回りの客達がわめいているけど。 その間も船は大きく揺れている。 あたしは術ですでにマストの上にと立っている。
ここからだと巨大なプラズマドラゴンの頭がよく見えるし。 三匹の中の一番大きいやつでもなく小さいやつでもなく中くらいのやつに狙いをさだめる。 あたしの勘がいっている。『こいつだ!』・・・・と。 「我と汝の力もて 等しく滅びを与えんことを!ドラグスレイブ!」 どがぁぁぁぁん!
ざっぱぁぁぁぁぁんん!
爆音と友に立ち上る水しぶき。 ・・・・はい? あたしのその一撃でたしかにそれは倒されているのであるが、残りの二匹がそれをみて、 固まったのとほぼ同時。
『う゛どわぁぁぁ〜!!!高波だぁぁぁ〜!!!!』 船に乗っていた人々の声が同時になにやら叫んでいたりするけど。
・・・・ありゃりゃ。 ・・・・ど・・・どーやら今の一撃で思い切り高波・・・というかその反動の余波で、 ・・・・高波をあたしは作り出してしまったようである。 で・・・・でぇぇぇぇぃ!こうなりゃ、とことんやけだ!
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