まえがき&ぼやき:→前書きを読まない、というひとはこちらへ。

意味のない、即席即効話しです。
それでもよければおつきあいくださいなv

#####################################

自覚

「へぇ。あんたにしてはいい場所選んだわね。」
「リナときたかったんだ。」
「・・・へ?何で?」
・・・がくっ。リナの言葉におもいっきり肩を落すガウリイ。
ガウリイに連れて行きたい場所がある、といわれ、おごり、というのでついてきているリナ。
というか、男性が誘ったらそれはデート・・というものであろうなのだが・・・。
周りは見渡す限りの海みたいな風景。
というよりは、アクアリウム、と呼ばれている場所で、回遊するのに、周りが水槽の中、という場所を歩く場所。
ゆえに、かなりデートスポットなどとしても、有名なのだが・・・

「でも、何であたしなわけ?」
「・・・ほんとーに覚えてないのか?」
「・・・何を?」
・・がくっ。
その言葉にさらに肩を落すガウリイ。
昔、リナと一緒に水族館にいったときにリナがいった言葉をガウリイは覚えてて
・・そして、つれてきてる・・というのにもかかわらず・・・
「・・・お前が昔いったんだよ・・。その、海の中で好きな人と一緒に歩きたいなぁ・・とか・・・」
「・・・・・・・・は?」
「・・・・・・いや、だからぁ。・・・本当に7歳のころのこと覚えてないのか?」
「いや7歳って・・。」
そーいや、あのとき、ガウリイと、姉ちゃんと、父ちゃんと母ちゃんといっしょに水族館にいったことがあるけど・・・。
リナはがんばって記憶を手繰り寄せるが思い出せない。
・・・だが。
「・・・ん!?ちょっとまて!?今、ガウリイ、その・・・すすすす・・・好きな人とかいった!?」
「・・・リナぁ・・・まさか、今の今まで気づいてなかったのか?オレがお前を好きだったっ・・って・・・」
「え・・・え・・・ええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」
「いやでも・・その・・・」
「・・・・気づいてなかったんのだな・・・」
がくっ。
その言葉にさらにがっくりとなるガウリイ。
いや、でもガウリイとはずっといいお兄ちゃんって感じで・・・だけど、側にいなかったら何か寂しくて・・・
・・・あれ?・・・もしかして・・・あたしも?
・・・・うわっ!
ぼんっ!
いろいろと考えて、そういえば、ガウリイのことを休みの日になると、なぜか一緒に誘ってくれるガウリイがうれしくて、
楽しみにしていた自分に今さらながらに気づき、ようやく自分の気持ちを自覚するリナ。
「・・・アレだけ、休みの日とかには遊園地とか、海とか誘ってたのに・・・」
「・・・誕生日とかにはレストランにも予約いれてたのに・・・」
「・・・いや、ガウリイマメだなぁ・・としか・・・」
「・・・リナぁ・・・・」
リナはそれだけガウリイにアプローチをうけていても、まったく気づいていなかったのである。
リナの両親や姉などは気づいていた・・というのに・・。本人がこれでは、ガウリイも気の毒、といえば気の毒である・・
「・・・・・いやあの・・その・・ゴメン・・・」
「・・で?リナ?オレ、イまの告白の返事きーてないんだけど?」
「・・・へっ!?いやあの・・その!な・・内緒!!///」
いえるか!
真っ赤になるリナに。
「リナぁ・・・・」
さらにシュン、となるガウリイ。
ああもう!しかたないわね!
いって。ぐいっ。ガウリイの長い金髪をつかみ、自分のほうにと引き寄せ。
そして。

ちゅっ。

一瞬、何ガ起こったのかガウリイはわからず呆然とする。
「こ・・これが答えだからね!!//」
リナはガウリイの頬に軽くキスをしたのである。
このまま、ここでガウリイにいじけられていたら、楽しめるものも楽しめない。
なぜかガウリイは昔から、自分がキスしたら気分を治してたし・・それってそーいう意味だったのかぁ!
などと今さらながらに納得しているリナであるのだが・・・
「リナ!」
ようやく、リナが自分の頬にキスしたのを理解し、ぱあっと顔を輝かせ。
そして。
がばっ!
「だぁぁぁぁぁぁぁあ!だきつくなぁぁぁぁぁぁぁ!」
真っ赤になるリナの姿が、アクアリウムの中、しばし見受けられてゆくのであった・・。

そして。

しばらく・・・。


「ひゅーひゅー!」
「いいねぇ。わかいって!」
はたっ。
周りから飛び交う野次の声に思わずリナが我に還ると、周りには他の客の姿が・・・

「はなさんかぃぃ!!」
すっぱぁぁぁぁぁぁ!!
リナのこぎみよい、なぜかいつも形態しているスリッパが、ガウリイの頭をそのままはたいてゆく音が響き渡り・・・
「人前で何するのよぉぉ!」
わめき散らすリナの姿が、しばらくその場にて見受けられてゆくのであった・・・



そして・・・。

その後。
ようやくリナが自覚した、というかガウリイの気持ちを理解した、というのはその日のうちに、リナの両親や姉にとバレ・・・
からかわれまくるリナの姿が見えけられてゆくのであった。




リナとガウリイの未来はこれから♡



###############
管理人の一言:
なぜか、ちやさんのサイトの画像をみて、即席で思いついた短編です(笑
ちなみに。
リナとガウリイの歳の差は、五歳となってまして。
リナとガウリイはいわゆる幼馴染です。
ガウリイ、昔からリナ一筋なんですけど・・・このときまでまったく、リナ、気づいてません(笑
さて、二人の今後はおそらく、リナがテレまくって、ガウリイが積極的にさらになってくんでしょうね(笑
ではではv
2005年2月9日某日




  HOME      TOP      BACK    NEXT