らん様、ありがとうございますぅぅ♡
というわけで、らん様から頂いた、小説アップです♪
のりは・・読みきり♪ギャグ(?爆!)楽しいです♪
ではでは♪
ちなみに、らんさんのハプニングシリーズのナレーションが語り手です♡

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          化かしあい合戦


―――混沌宮
ここには万物を創造せし王が住んでいる宮殿
「リナvお母様に似て可愛い子v」
金の瞳に髪の持ち主であり絶世の美女である女性が小さな3歳ぐらいの女の子を腕の中に抱いてあやしている。
その美女こそがこの世を創造せし創造主―――。
――金色の魔王<ロード・オブ・ナイトメア>である。
・・・私から見ればそんな肩書き・・・もといそんな大層な・・・

(どが!・・・エ・・・エルルル様!?)
(んふふふふふふふふふふふ・・・ナレーション・・・・覚悟はいいでしょうね?ん?)
(うぎゃあぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁあああぁぁぁ!!!!!!)
・・・ともかく、その金色の魔王<ロード・オブ・ナイトメア>の、真名は容易く呼ぶことが出来ないため・・・彼女のことを皆は『エル』と呼ぶ・・・

そして、そんな万物の王である彼女にも思うところがあったらしく
・・・数多くの生命を作り上げた中からたった一人の自分の娘を作り上げたのである。
彼女の力では精神年齢を上げて自分の娘を創造することは容易かったのだが・・・、・・・・エル様はそうしなかった。
何も知らない無垢な状態の魂で自分の娘を創造し、時と共に変化していき成長していく自分自身の子供を創造したのである。
そのため、今現在エル様の子供は何も知らない人間の3歳児の知能である。
そして、その子供の名は『リレッナ=テレッサ=ライトロード』
エル様はリナと呼んでいる。
「部下S・D・W・K!!!」
エル様は氷山の一角にしか過ぎない自分の部下達を呼び出しました。
『はっ!ここに!!!』
エル様が部下達を省略して呼んだ途端間を開かずに現れる四人。
彼らはそれぞれエル様が作り上げた世界の魔王として君臨しているのだが・・・
エル様の前ではただの悲しい中間管理職ただのしがない使いパシリ。
「リナが、人間界の子供の遊び道具の人形気に入ったのよねぇ。ってことであんたたち、リナの遊び道具を集めてきなさい。片っ端から。」
「え・・人形ですか?」
魔王が人形を買う・・・。
・・・・・かなり恐いものがあるような気がするのは私の気のせいでしょうか?
「そうよ。人形。あ、あんた達が作るのは却下。リナの遊び道具だからそんなまねしないわよね?ん?」
にこやかな笑顔で部下達を脅すエル様・・・・
エル様に逆らったら最後、あの世の河を渡るだけではすまないことを知っている
彼らは思いっきり首を縦に振り
『それではリナ様のために人形を片っ端から集めてきます!!』
と叫び4人はペアを組んで、それぞれの世界に戻ったのである。


エル様によって作られた世界・・・。
しかし・・・・そのエル様に反論する存在も生まれてしまうのも事実。
ここはとあるその反乱者の一角である。

「アケル!ジョセル!マレイッサ!!」
『何の御用でしょうか?我等が王様!』
「うむ。これよりそなたたちに命じる!金色の魔王の部下達と入れ替わり!金色の魔王の娘――リナを奪ってこい!!」
『えええ!!!そんな恐ろしいところに行くんですか~~~~~~~!!!』
3人が情けなく泣いている・・・
あんたら・・エル様に逆らう反逆者たちなのに・・・そんなこと言ってどうする・・・?

「ええぃ!何を言っている!ささといかないか!!それに今回の件を成し遂げた日にはお前達は!!出世できるぞ!?」
『本当ですか!?おまかせください!』

シュタッ・・・・

ごちんっ

『あうううううう~~~~~~~~』
三人は空中に飛び上がった瞬間天井にぶつかる・・・。
・・・・・こんなのが・・・エル様への反逆者とは・・・
エル様、こんなの相手にして大変ですね~~ほんと・・・・

「失礼しました!それでは!!」

今度こそ彼らの姿はフッっと消えた。
マヌケな反逆者である・・・・・・・・
そしてこの三人の上司である人物が
『人選を誤ったかも』
とか思ったのはいうまでもない・・・


一方・・・
「混沌宮に戻りたくない・・・」
「確かに・・一応リナ様への土産を用意したが・・・。・・・・・我らにはどんな人形が好みなのか知らないことだしな・・・」
「これで、リナ様が気に入らなかったら・・・・」
「・・・我らは・・・」
彼らは黙ってしまった。それはそうだろう・・・何しろあのエル様である!
とんでもなく酷い目に・・・
(うぐ!エル様・・・・)
(ナレーションvあんたってv本当にv一言多いわよねv)

・・・・何とか話を元に戻すが・・・・
『遠くに行きたい~~~~~~』
彼ら四人は泣きながらただずんでいた・・・哀れ・・・
そこに彼ら四人に網がかかる。

ばさっ!!

「うわ!」
「わぁ!」
「何!」
「何だ!」

彼ら四人は網にかかってしまった。
何とか網から逃れようとするが、その網には魔力がかかっていているため情けない事に魔王である彼らは、この網から出る事は叶わなかった。

「これほどたやすく捕まるとは・・・魔王もたいしたことないな!」
「そうだな!」
「まさか・・・・こんなことに捕まるとは・・・」

「何だ?」
「なんなんだ!お前達は!」

「私はアケル!」
「私はジョセル!」
「私はマレイッサ!」
『私らは金色の魔王への反逆者のリーダーである――ミラーズ様の側近』
『反逆者たちの未来を背負うエリート中のエリート!』

エル様への反逆者・・・なんて無謀な・・・
彼ら魔王たちはがらにもなくそんなことを思い・・・・哀れむような視線を送る。
が・・・それを彼らは勘違いしたようだ。

「ふん!命乞いをしても無駄だぞ!貴様らにはそのままで居て貰う!」
反逆者とかいう三人が光に包まれ、その光が収縮した後には四人のうちの三人の魔王の姿になっていた。
「まさか!お前達!」
「何!」
「我らに化けてエル様のもとへと行く気か!」
「ご名答!」
「思ったよりは、察しがいいな。」
彼は魔王たちは、さらにさぁ――――と顔色が悪くなる・・・
『それは止めておけ!いくら貴様らとはいえ!エル様に反逆するなど!恐ろしいことは止めておけ!!』
彼らは律儀にも三人に忠告する。
・・・・・確かに止めておいた方がいいだろうなぁ・・・


(んふふふふふふふふふふふふふふふふふ・・・・ナレーション!!どが!がき!どしゃ!)

「ふん。部下の実力がその程度なら上司の力などたいしたことない!」
とか言って無謀にも彼らはエル様のいる混沌宮へと飛ぶ。

「・・・・成仏しろよ・・・・」
S――赤瞳の魔王がそんなことを言ったのは言うまでもない・・・・
「ところで・・・我らはこのままなのか・・・・?」
そしてW――白霧が重要なことに気がついた。
「・・・我らも覚悟しないとな・・・なにしろ・・・。・・・・・・リナ様への人形を届けることが出来ないのだから・・・。」
『うっ・・・!!!』
四人(人じゃ無いけど)の魔王の表情が紫色に変色した・・・
その前にあんたら、『絶対そんな手に引っかかっるなんて!情けない!!!』
とか言われて、お仕置き決定だと思うが?
エル様は人の悪い(どが!)・・・もとい・・・素晴らしい笑みをしている。


―――混沌宮

「こ・・・ここがかの有名な混沌宮かぁ・・・・」
「ここに・・・我等が天敵が居るのだな・・・」
「よ・・よし・・・いくぞ!!」
三人は止めておけばいいのに、混沌宮へと入っていく。

「エル様に謁見を申し込みにまいり・・・・・・」

「遅いわよ!!」
エル様は鎌を虚空から取り出し、物凄い気を発している。
『うぎゃああああ!!』
三人はみっともないことに、悲鳴を上げ、後に下がる。
「あんた達は!リナの人形を持ってくるのにどれだけ時間がかかっているのよ!?おまけに手ぶらとは何事!!」
エル様は鎌をぶんと振り回す。
彼ら三人にしてみれば、わけのわからないことである。
人形がどうとかいわれても・・・
「さっさと集めてきなさい!?」
エル様は、三人に命令するが三人にすれば・・・目的はリナを誘拐すること。
ここで引き下がっては誘拐などできるはずがない。
そこで・・・
『い・・・いけません!!』
思い切り断った。
「あんた達~~~あたしの命令が聞けないなの!?」
といって、鎌を振り回しお仕置きフルコースを行った。

「金色の魔王はヒステリーで我がままで乱暴ものだと聞いていたが・・・」
「凶暴とも聞いていたが・・」
「これぼどとは・・・」
「ひどい・・・酷すぎます・・・」
「私は殺気が湧き出てきたぞ・・・・」
「私もだ」
「同感です。」
エル様に対してかなり命知らずなことを言っている三人だった。
ナレーションとしてはかなり・・・。
・・・・・もといとんでもないことだからこれ以上はやめておいた方がいいと思うぞ。
「こうなったら予定変更だ!リナ誘拐ではなく!!金色の魔王を抹殺する!?」
「そのとおりだ!」
・・・だからやめておけって・・・・
彼らはナイフをもち構えエル様に近づく。
「いいか?一気に息の根をとめるのだ。」
「おう!」
「勿論!」


エル様は当然このことに気がついておりからかっているのである。三人を。
そしてふがい無いあんな手に引っかかった部下達を、どんなことでお仕置きしようかと考え中だった。
彼らはエル様が気がついていないと思い込んで、近づき剣でエル様に付き刺そうとする。
エル様が振り向く。
彼らは硬直してしまい、なんとか手にしている剣を誤魔化そうとする。
そして、彼らは『ぽん』と服装を踊り子の服装へと変えて剣を花に変える。
・・・・・・そして・・・・・逃げたのである・・・・

「・・・・あんなのに、捕まったのね・・・部下S・D・W・Kの4人は・・・・」
とても呆れた表情をしたのもまたお約束である。
確かに、情けなさ過ぎるぞ。
魔王のくせに・・・・

一方。
「あああああ!!どうしたらいいのだ!?この網から出られない!?」
「このままでは!!とんでもなく!大変なことに!?」
彼らは焦っていた。何しろエル様からみの命令である。

「ほう・・・どうやら、あの三人はうまくやっているようだな・・・」
なんとも情けない魔王四人組みの前に、例の反逆者のリーダーである――ミラーズが現れた。
「三人?」
「では、貴様が!!反逆者たちのリーダーか!?」
彼は偉そうにふんぞり返っている。
「その通り!いずれこの世の総てを支配するミラーズ様だ!?その時には、貴様らを特別に配下に加えてやってもいいぞ!!」
彼ら魔王たちは、ミラーズを馬鹿にしたような表情を浮かべる。
それは当然のことだろう。
ナレーションである私も少々馬鹿ではないかとか思ってみたりもするし・・・・
「ふん。のんきなリーダーだな。」
「今ごろ、3人が無事なわけなかろう。」
「その通りだな。」
「どうせエル様に滅ぼされているに決まっている。」
『おまけになんで我々がこんな馬鹿の下につかないといけないのだ?冗談ではない!!』


魔王たちの反応が気に食わなかったのであろう。
ミラーズの表情は激怒していき彼らに向かって攻撃を仕掛ける。
「貴様ら!消してやる!」
だが・・・ミラーズの攻撃は、魔王たちに当たらずマヌケなことに網だけを消した。
そして、魔王たちは網から出られたのである。
くどいようだが!!本気で情けないぞ!!あんたら!!

「出られた!!」
「急げ!!」
「エル様に怒られないうちに戻るぞ!!」
「行くぞ!」
今になってミラーズはやばいとか思い、慌てて追っかける。
「待て!!!」

「エル様、お菓子を用意しました。」
三人はエル様にお菓子を持ってくる。
ミラーズ様に頂いた超強力毒薬入りのお菓子だ・・・
一口食べれば、即あの世行きとか訳の分からないことを思っているのだが・・
「あたしはいいからあんた達食べなさい♪」
『え!?』
三人は硬直してしまい慌てて、拒否する。
「いいえ、我々は結構です・・・」
「エル様がお召し上がりになってください・・・」
「そうですよ。恐れ多い・・・」
「遠慮しなくていいわよvv」
『結構です。』
エル様は手渡されたお菓子の入っている皿を掴み取り、三人のうちSに成りすましている反逆者の口を抑えこみ無理やり食べさせようとする。
「あらv人が折角、親切に言っているのにv悪い子ねv」
エル様・・・・知っていてその行いはちょっとどうかと・・・・(どが!)

どぉぉおおおおぉおおぉおおおぉぉぉぉんんんん!!!!

混沌宮が揺れた。ミラーズの攻撃によってである。
そして現れる部下S・D・W・Kの4人。
『う・・・もう来たのか・・・・』
三人は四人の魔王を見てかなりまずいと思った。
なにしろこいつらは、まだエル様の目を誤魔化しきれていると思っているからだ。
・・・・・何を考えているのやら・・・・というか・・・・
こいつらの脳みそって一体?
「エル様!人形をお持ちしました!!」
「今リナ様の部屋にもって行きますので!!」
「それではリナ様のもとへ届けてきます!!」
「これにて失礼いたします!!」
四人は我先にとここから逃げる事を考えている。
まぁ・・・無理もないだろう・・・色々な意味で・・・・
「あらvその前に・・・・あんた達情けないわよね~~♡こんなマヌケな三人に捕まるなんて♪ってことで、あんた達お仕置き決定だから♪」
エル様は虚空から金のふちをされている鎌を取り出す。
それを見た四人の魔王たちはさぁ――――と血の気が引いていくのが・・・。
・・・・ナレーションからみても本当に哀れだ・・・・成仏しろよ。

「ちょっと待て!!勝手に私をほっといて盛り上がるな!!!」
無謀にもエル様に付きかかる、ミラーズ・・・・もう勝手にしてくれ。
「金色の魔王!!私と勝負しろ!!」
「めんどいからいや♪それに邪魔よ♪」
エル様は鎌でミラーズを投げる。
「何をする!!」
「黙って♪あたしはこいつらのお仕置きで忙しいのだから~~~♪引っ込んでおきなさい♪」
エル様は面白そうに四人の魔王を指差す。
「この私を無視するとは!!無礼者!!!この年増が!!!」
四人の魔王たちは更に、血の気が引いてきた。
エル様のとばっちりを受けるはめになるのではないかと・・・
「・・・・うわ・・・あの反逆者言ってはいけないことを・・・・」
「命知らずな・・・」
「滅びる程度で済んだらラッキーだな・・・あれは・・・」
「無謀だな・・・」
彼ら四人はミラーズに対してそう評価した。
「貴様のような無礼で!!凶暴な大年増は私が始末する!!」

「あんた・・・・今何と言った!!」
エル様の威圧感が開放される。
・・・・う・・・こちらまでダメージが・・・
『うわぁぁぁ・・・』
魔王たち四人は緊急に四人かかりで結界を張った。妥当な判断だろう。
「もう一度言ってみなさい・・・・」
「なんどでも言ってやるさ!!年増が!!」
『あああ・・駄目押し・・・・」

ざん!!

『あああああ!!ミラーズ様!!』
「んふふふふふふふふふふふふふふふ・・・これで終らせないから安心しなさいね♪」

どごぉぉぉぉおおおおおぉぉぉぉおおおおおおぉぉぉぉぉぉおんんんんんんん!!!!

エル様の攻撃によって混沌宮はほぼ壊滅状態になった。

その後・・・・・。

「は~~~い♪あんたたち♪さくさく~~と♪作り直してね♪制限時間はあと三日♪」
彼らミラーズ配下の三人に魔王四人は、エル様の宮殿を建て直している。
かなづちになどを扱いながら・・・涙をながしつつ七人で一生懸命、宮殿を建て直しているのだ。
「なんで我々まで~~~~」
「もとはと言えば!!貴様らの上司のせいだ!!」
「はい!そこ!無駄口利かないでささと!!作り直しなさい!!」

『あううあううう・・・』

七人の叫びが半壊した混沌宮に響いた。
合唱。


                                           ―終わり♪―


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管理人よりの一言:
いかがでしたでしょうか???
私はこれ読んで、爆笑しました(爆!)
・・しかし・・・・らんさぁぁんん(汗)
ひょっとして、私(管理人)のリナス&ルシフェル(カウリイ)の設定に似てるぅぅぅ!!
と絶叫してしまったのは・・・ここだけの話です(涙)
うう・・・・・・。
あの設定も実は赤ん坊で創られてるんだよなぁ・・・・(滝汗)
L様・・・・・・・・。始めに・・・・(涙)
まあ、とにかく、反逆するのは、とことん馬鹿ですね♪
それでは♪
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ではではぁ♪