統べし者たちの伝説 外伝(ロードオブ・サーガ外伝)


薫さんに贈る30000ヒット用 
統べし者たちの伝説 外伝(ロードオブ・サーガ外伝) 
闇:え〜と、本当のタイトルはこれです 
ファ:おい 
闇:自分でも忘れかけてました。って言うか作ったのはいいけど乗っけるの忘れそのままって言う感じです。 
ファ:自分で忘れるって・・・・  
闇:それより30000ヒットおめでとうございます!!!これが言っていた小説です 
ファ:うまくできると良いけどな 
闇:うぐっ 
ファ:それでは、今回は誰サイトかわかりません 
闇:そうなるかな?ふふふふふ 
ファ:その含み笑いの意味は? 
闇:無いけど・・・・それじゃあ、そろそろ本文いきます!
 設定は、ファントムが小さい時の話です。
 ちなみに、オルロワージュや フェンセツが生きているころの話です 



注意 途中で出てくるグレイプニスですが、魔道具の中の一つです。
闇竜のあいまいな記憶によると、
北欧のサーガで出てきて巨狼フェンリルが切れなかったと言われ現実では創れない糸だと言われます。 




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    統べし者たちの伝説 外伝(ロードオブ・サーガ外伝)




「ねえファクト様なんか話してください」 
ファントムがファクトにねだる。 
「そうですね、武勇伝の一つ二つしてください」 
オルロワージュもそう言う。
ちなみに、フェンオルラーは主張でこいつ等を俺に任せて行ったのだ。
そこまで言うと、フェンセツが読んでいた本を閉じる。
そして、
「それより、悪夢の王様と混沌の王様との出会いの話しをしてくださったほうがうれしいです」
そう言ってファクトにねだり始めるフェンセツ。
そこまでねだられては元々子供達には弱いファクトである。
自分が読んでいた本を閉じて子供達の方に向く。 
「そうだな・・・・・・暇だから話そうか、その代わりこの話は他言無用だ」
そう言って話し始める。自分達とセーフィーが出会った経緯を・・・・・・ 





1、宿命と偶然の出会い・・・・・・ 


ファクト達が生まれたのはもう数えるのも億劫になるほど遠い昔だった。
そこでは、たくさんの混沌を支配する者達がいた。
その中で、ファクトとフェンオルラーは昔からの友達だった。
性格には生まれた時からつまり自分と言う存在が存在したときに顔合わせしたのがこの2人だったのだ。
本当はもう一人いたがそのものは何年も前に旅に出ている。 
2人は混沌を支配する者達が集まる所によく遊びに行った。
そして、その日も、いつも通り、遊びに行くファクト達。
「しっかし俺達はラッキーだったな」
「そうだな・・・・・・あんだけの事はかなりの偶然が重なってできた事だぜ」
ファクト達は存在した直後から自分と同じ力を持つ者
つまりフェンオルラーにしたらファクト、ファクトにしたらフェンオルラーという存在がいたからこそ
普通以上に精神を安定させる事ができたのだ。
普通はそうはいかない。
いきなり真っ暗な空間、または真っ白な空間にぽつんと一人立たずんていることが多い。
いや、ほぼ100%そうだ。
それによって混沌を統べし存在が狂ってしまう事もある。 
「しっかし『・・・・』は今どこにいるんだろうな」
フェンオルラーがポツリと言う。
「そうだな、奴の事だきっとどっかでのんきに空間を歩き回っているのではないかな?」
「違いねえ」
ファクト達はそう言ってくすりと笑った。奴の事を思い出したのだ。 
「しっかし、手紙の一つぐらいよこせば良いものを・・・・・・」
「まったくだ」
ファクト達はそう言って大通りに出る。
すると、
「喧嘩だ!喧嘩だ!」
そう言って集まっている集団が一つ。
「ほう、喧嘩か・・・・・・近頃はまったく物騒な」
ファクト達はそう言って見物人の中にまぎれる。一応興味があったのだ。 
見ると、金色の髪を持った丁度成人のような感じでかなり綺麗な外見を持った女の者と
黒い髪を持ったまだ少女と成人の間のような外見を持った女のものがいた。
対するは八人。
有名なごろつきだ。
ファクトは金髪の奴を見たとき一瞬ドキッとしたが、気のせいであろう。
と心の中で呟きうやむやにしてしまった。
「しっかしアンフェアだな」
ごろつきの総大将のような奴がなんか言っているがファクト達はまったく聞かずに話し始める。
その瞬間、金髪のほうが死神の大鎌のような物を虚空から取り出す。
黒髪も虚空からロッドを取り出している。
先には、彼女が持っている世界の混沌が詰まっているようだ。
その様子を見てごろつきも自分達の得手を出す。
「どうする?」
ファクトがフェンオルラーに聞く。フェンオルラーは肩をすくめ、
「別に、見てればいいんじゃないの?」
そう言って完全に傍観体制に入ろうとする。
「そうか、じゃあ俺は行ってくる」
ファクトはそう言って人ごみを掻き分け中心に向う。
フェンオルラーは肩をすくめ、
「解かったよ。俺も行けばいいんだろ」
そう言ってファクトの後を追うフェンオルラー。
近づくに連れてやっと声が聞こえてくる。
「手前ら・・・・・・女だと思ってたらつけあがりやがって」
「あら、私達に女も男も無いわよ」
金髪が挑発している。ごろつきのほうがやはり頭が悪そうだ。
「おのれ〜〜〜!!!」
ごろつきがそんな声を上げる。
「待ちな!」
ファクトがそう言って金髪達の後ろから出る。
「何者だ!?」 
「俺の名前はファクト。あんまりにもアンフェアだからこっちにつくぜ」
そう言って金髪達の横に着くファクトとフェンオルラー。
そして剣を抜くファクト。
フェンオルラーは右手に短剣。左手にグレイプニスの細い線を持っている。
しかし、 
「何よ、私達の獲物を取る気?」
金髪がそう言う。ファクトはむっとしたように言い返す。
「なんだよ。好意は素直に受け取ったほうが良いぜ」
2人が目を見合わせている隙にごろつき達が一気にファクトの方に向う。 
「ファクト!」 
フェンオルラーが警告の声を出したその時、金髪の前にいた者つまりファクトは一瞬にしていなくなる。
「へっ?」
誰もが目を丸くしたその時
「動くな」 
殺気の篭った声がごろつきの総大将の後ろから聞こえる。
そして、総大将の首には一本の細い糸のようなものが絡み付いている。
フェンオルラーははっとしたように左手を見て、そこにあったはずにグレイプニスが無い事に気がつく。
しかし自分もぼけっとしてないで他のグレイプニスを取り出して他の者たちの行動を封じ込める。 
「凄いわね」
黒髪がそう言う。
フェンオルラーはチラッと目を見て封じ込めた者達を一箇所に集める。
ファクトも親玉を縛って転がす。 
「あ〜あ、せっかく暇つぶしにごろつきをぶったおそうとしていたのに・・・・・」
金髪が残念そうに言う。
その様子を見てフェンオルラーが言う。 
「すみませんね。じゃあお詫びとしてお茶でもおごらせていただきますよ」
このセリフで、金髪と黒髪はファントム達と一緒にフェンオルラーの行きつけの店に行く事にしたのだ。 


「いらっしゃい」
店にはマスターの他にはあまりいなかった。
「へ〜、ここが混沌都市一番コーヒーがうまい店か」
ファクトが感想を述べる。
「古いわね〜」 
金髪も、正直に感想を述べる。
「雰囲気と味は違うんだぜ」
フェンオルラーがそう言う。
ファントム達はコーヒーと簡単な食事を頼み席につく。
「それで?あんた等の名前は?」 
ファントムが聞く。
すると、
「私はセーフィー。こっちがユニットよ」
金髪ことセーフィーがそう言う。
「あんた等はフェンオルラーとファクトね」
そうセーフィーが言う。
「何で俺の名前を知ってるんだ?」
フェンオルラーがそう言う疑問をぶつける。
「簡単よ。あなた達二人は有名なんだから」
そう言うユニット。
その時に、コーヒーが運ばれてきた。
「まあ、今回は僕のおごりだからね。たくさん食べてよ」
フェンオルラーがそう言う。
こうして、昼食会は始まったのだ。



「へー、それがファクト様とセーフィー様の出会いだったんですね」
ファントムがそう言いながら床を転がる。
「で?『・・・・』って言う人はどんなんだったんですか?」
オルロワージュがそう聞いてくる。俺はこう答える。
「つかみ所が無い奴だったな。それこそ風のように姿をくらました」
そこでにっこり笑い、
「さて、次はその『・・・・』が帰ってきた時の話をしようか」
そしてファクトは話し始める。



          2、いにしえの友と敵

それは、ファクトとセーフィー達が出会ってから、二十年という短い月日が流れた頃だった。
その間に、ファクトはセーフィーに告白、セーフィーはOKを出した。
そして、そいつは、その日はファクトが本を読み、セーフィーがその横で本を読んでいる時にやってきた。 

「暇ねファクト」 
「ああ、そうだなセーフィー」 
2人はそう言って見詰め合う。 
「・・・・・・」
「・・・・・・」
時間だけが過ぎていき・・・・・

「ファクト様!」 
飛び込んでくるアセルトこと幻神官。
ノックもしてない事からこの人らしくなく慌てているようだ。
「なんだ?どうしたアセルト?」
その様子に気づいたファクトが聞く。
すると、
「今、『・・・・』様が御見えになっておられます」 
「何!?」
急いで立ち上がるファクト。
セーフィーも釣られて立ち上がる。そして、 
「『・・・・』って誰?」
そう聞くセーフィー。
「俺とフェンオルラーの奴の幼馴染だ」
そう言って駆け出すファクト。
その後をセーフィー、アセルトの順で追いかけていく。 
「今はどこにいるんだ?」
ファクトが走りながらアセルトに聞く。
「謁見の間です!」
言い返すアセルト。
「よし!」
そう言ってペースをあげるファクト。


そして、一枚のドアを足で蹴り開ける。

バッタアアアアアアアン 

「あああああ、ドアがーーーー!!!」
アセルトが悲鳴をあげるが、ファクトは気にしてない。
そして、謁見の間の丁度真中にいる人物がファクトのほうを向く。
そして、
「久々」
片手を挙げてそう言う『・・・・』ファクトは苦笑しながら近づき・・・・・・
どこっ
裏拳を『・・・・』の頭に叩き込んだ。
しゃがみこんで沈黙する・・・・。
そして、 
「いって―!」
そう言う・・・・。
「久々の挨拶だ。まったく・・・・・・一千年間音沙汰無しでどこほっつき歩いてた。このバカヤロウが」
そう言うファクトの顔は笑いが浮かんでいた。
・・・はその様子を見ると、
「変わったなお前」
そう言う。
「何が変わったんだ?」
首をかしげるファクト。
すると、
「お前が恋人を作るとはね〜不思議な事もあるもんだ」 
「うるさい」
そう言う軽口を叩く2人。
セーフィーは呆れたような顔をしている。
すると、
「いけないいけない、自己紹介がまだだったな」
そう言う『・・・・』。
「俺の名前は『・・・・』。こいつらとは幼馴染だ」
そう言ってファクトを指差す『・・・・』。
「それで?何で急に帰ってきたんだ?」
ファクトが不思議そうに言う。
すると、
「それは、フェンオルラーも呼んでからにするよ。頼みたい事があるんだ」
彼はそう言うと、普通の他愛ない事を話し始めた。 



夕食時、そこには五人の者たちの影があった。
一人は言うまでも無くファクト。 
その横に座るのはセーフィー。
セーフィーの前に座るのがユニット。
ユニットの隣にそして、ファントムの対面となるように座るのがフェンオルラー。
そして、フェンオルラーの横の席に座る『・・・・』。
そして、『・・・・』が話し始める。
「今日集まってもらったのには理由がある。その理由が、俺の帰ってきた理由でもある」
そう前置きして言い始める。
「俺は、あれからずっと一人で生きてきた・・・・・・」
そう言って語りだす。何があったかを・・・・・・


俺はあれから色々な者達と会い、色々な経験をした。
今もっている剣もその経験のうちの一つだ。
名前?名前はデュランダルとスクレープだ。
この経緯もかなり凄いけど今話さない。
あんた等は聞いた事が無いか?今混沌一の犯罪者を、そう、それだよセ―フィー。
あいつの正式な名前は沈黙の君デュラハニルート=ロード=オブ=サイレンスだ。
俺はさる事情であいつを追いかけている。
だが、あいつの力は普通の統べし者たちを超えている。
だけど、あいつを放っておいたら大変な事になる。
だから俺は探しているんだ。普通の統べし者たちを越える存在を・・・・・・
少なくとも俺は超えている。
じゃあ、俺と同じく生まれたファクトとフェンオルラーはまず超えている。
そして、偶然にも見つけた。
この2人も絶対超えている。
気配からして違うからな。
俺のこの話を聞いて、聞かなかった事にするで逃げる手もある。
だけど、どうにか手を貸してほしいんだ。
うん?なぜここまで沈黙に関わるかって?
俺がここまでこだわるのは、恩人をあいつに殺されたからだ。
だから、仇は取る。
それが彼の望まぬ事だったとしても・・・・・・



『・・・・』はそこまで言い、再び黙った。
ファクトが口を開く。
「それで?具体的にお前は俺達に何を期待してるんだ?」
『・・・・』はファクトの問いに答える。
「簡単だ。奴は今の俺達じゃ倒せねえ。だけど、封印する事はできるだろ?だから、五人の力を使って封印するんだ」
そこまで言う『・・・・』すると、
「よし、手伝ってやろう」
フェンオルラーがそう言って立ち上がる。
「無論だ」
ファクトもそう言って立ち上がる。
「じゃあ、私も手伝うわ」
セーフィーもそう言い立ち上がる。
「セーフィーがやるんだったら私もやるわ」
そう言ってユニットも立ち上がる。
『・・・・』は少し黙り、 
「・・・・・・ありがとうみんな」 
そう言って話し出す。自分の作戦を・・・・・・


結果的に、沈黙は封じ込めた。
しかし、その力の使いすぎで『・・・・』は力を封印して歩み始めた。
新たなる道を・・・・・。



「へ〜、『・・・・』はどこにいったんですか?」
ファントムが無邪気に聞く。ファクトは少し笑い、
「それは話せんな。それより、もう寝る時間だ。お休み」
そうファクトが言うと、子供達は渋々自分のベットに行く。
「久々に聞いたなその話」
ファクトの後ろからフェンオルラーが現れる。
「まっ、この程度なら良いだろ」
そう言って二つのグラスを持ってきてそこにウイスキーを入れるファクト。
フェンオルラーはそのグラスを手に持ち、
「今度こそは葬り去らなくてはな」
ファクトがそれに反応する。
「あいつの力が借りれない今、俺達が葬り去らなくてはいけないからな」
そう言って椅子に座るファクト。
「オル達のためにも・・・・・・」
フェンオルラーがそう言い、その場は無音の空間となる。
からん
グラスの中の氷が落ちる音が大きく聞こえた・・・・・・
ファクト達は知らない。

それからわずか10日後幸せを願ったオルロワージュとフェンセツが滅び、それによって運命の歯車が狂う事を・・・・・・



外伝終了 



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 闇:と言うわけで外伝終了です 
  ファ:お前な〜。これじゃあわけ分からんぞ 
  闇:うみゅ、じゃあヒントです。 
  1、神官は居るのになぜその主が居ないか 
  2、『・・・・』と言う人物は、新たなる道を歩み始めたという。
    なぜ旅立つな ど言う文章を使ってないのか 
  3、ファクトの記憶が
    フェンセツやオルロワージュが滅んだ後直後のものがなぜ無いのか 
 この3つから、何がどうなっているのかがわかります。 

 ファ:まあ、俺は分からんと思うがな 
 闇:うぐっ 
 ファ:それよりこれってヒット用になっているのか? 
  闇:うぐっ、それでは30000ヒットおめでとうございました。
      今回はこれで(ダッシュ) 
 ファ:なぜ逃げるのだ!?待てー! 





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  ありがとうなのですぅ!
  ちなみに。
    意味が分からない人。
    書き殴りさんに投稿されている話か、または、こちらに編集されている話を参考にしてください。
それでは素敵なお話し、ありがとうございました!