管理人より;
    さあ!皆さんで笑いましょう!こちらは。
    思いっきり笑えます!ええ!(断言!
    さあ、お腹の具合はいいですか?
    いい人のみどうぞなのですv

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         魔族哀愁歌 〜影は薄くいぢいぢとと〜

「 だっくだっくとぉ流血を流してぇ 涙を零し零しぃ私は頑張るのさぁ〜
   氷の色が赤く染まるのはぁ 私の血のせぇいでぇ〜
  (待てこら魔族なんかに血は流れてねぇだろ!とは突っ込んじゃ駄目。)
   このまぁま楽になれればいいのにぃ〜 
   だ〜けどL様の死にそうなお仕置きくらってぇ 瀕死にまでなるのにぃ〜
   出し切れなかった書類はぁ やっぱり私のせいでぇ〜
   止まぁらない流血を見ながらぁ 涙を流し流しぃ私は仕事なのさぁ〜
   薄くなってくぅ体の影ぇ 明日は見れるだろぉかぁ〜 」


「・・・・・・・・・あの・・・・・・魔王様・・・・?どんどんみじめになってくるので・・・・
  その歌は、止めて欲しいのですが・・・(汗)」


傍らで仕事をこなしていた部下であるダイナストが、自分もちょっと暗くなりながら
極力、目線をそちらに向けようとせずに上司にようやくそう言った。
哀愁振り撒きながら歌っていた上司は、ガリガリとやっていた書類から顔を上げる。
「・・・・グラウシェラーよ・・・・父のこの心境を察してくれ・・・・・・」


無理です。

とは言えずに、続きの歌詞を歌い出す上司・・・ルビーアイ・シャブラニクドゥ。
彼はL様のお仕置きが終わった直後の仕事中である。
はぁああ・・・・・・と、グラウシェラーは重い重い溜息をついていくのであった。



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「しがなぁい中間管理職でぇ〜 いつもい〜つも使いっぱしりのぉ〜
   ゴキブリィ生ゴミィ役立たずぅ〜と言われてぇ ずぅっとぉ生きてきたぁ〜
   ぼ〜くはそぉんな魔族ですぅ〜 名前ぇはぁ獣神か〜ん〜ゼロスですぅ〜
   ドラゴン・スレイヤぁ〜 猛々しい名前ぇは好きじゃありません〜
   正義ぃの真人間〜 歌さえ聞くとダメージが!なれるはずがありません〜
   魔族っ魔族っぼ〜くは魔族っ なのにぃこの扱いなんでしょう〜
   どこかのキメラはぁ面白いのにぃ どこかのトカゲはぁムカツキますぅ〜
   魔族っ魔族っぼ〜くは魔族っ ルビィアイ様の忠実なぁ部下のぉ〜
   ゼラス様ぁの忠実なぁ部下ぁ〜 ぼ〜くは獣神官〜ゼロスなんですぅ〜 」


「あ゛ーさっきから、いじいじいじいじっ!!煩いわよ!!」
のの字を書きながらどんより歌っている青年に、リナはキレて怒鳴った。
その周りにいる仲間達も、いい加減にしろと顔が物語っていた。
ひときわ、その中にいる白い服を来た男性と金髪の女性はみごとに怒っている。
歌詞の中に出てきた、面白いこと“キメラ”・・・ゼルガディスと。
ムカツクこと“トカゲ”・・・フィリアなのは言うまでもないだろうが。
「リナさんには分かりませんよ・・・僕の心境なんか」
「分かってたまるかっての!!!ドラグ・スレイブー!!!!」
「うひょへぇぇぇぇえええええー!!!!」
そして森に上がる火の手。

 あの上司があってこの部下あり・・・というかなんというか。

魔族は・・・これでいいのだろうか?


ひたすらに、情けない。


END.

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    管理人よりのあとがき:
        んふふ。
        いかがでしたか?
        魔族さん、がんばりましょうねv未来はきっと暗いですよv