こんにちわ♪
今回は・・ミリー・・つまりは、菫ちゃんの、記憶の欠片v
その前ぶりから話しは始まりますvというか、殆ど、回想ですv
さあ!
今回で!ミリーの正体・・暴露です!
(本当は、最後で触れようとしたのを・・・・・・こっちに持ってきただけという・・かなりまて!)
んではではv
次回v
ミレアの社会見学ですvはいvv

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         遥かなる記憶の彼方に・・



すべてを思い出し、それでも、また・・・。
まどろむ意識の中で・・思い出すのは・・・・。



始めは、ほんの気まぐれ。
いつものように、世界を感じていたその最中。
感じた、純粋なる感情の波。
互いに互いを想いあう、その純粋なる心。
一つの空間ともいえる、宇宙が消滅したばかりである。
始まりがあれば、終わりもある。
そんなことは、もう分かっている。
分かっているが・・。
いつも・・・残されるのは、自分のみ。
世界が消滅するたびに思い知らされる。
それは、自分達、世界を抱擁する存在が、常に感じる、孤独感。
自分のことを知っているその世界に目を向けて。
そこで、そんな純粋なる存在の感情を感じたのは。
まさにそんなとき。
自分達には、永久に・・終わりなどはないのだ。
創り出した空間や、宇宙などには終わりがあっても。
無限に続く、孤独という感情を持ちえた、無限なる存在。
それが、彼女達。
今は昔ほど孤独には思わない。
・・・・自分達と同じ存在が他にもいると、この間。
知ってからは。
互いに互いの孤独を埋めるかのように。
知らず、交流も盛んになっている。
でも、だからかもしれない。
いつものように気まぐれを起こしたのは・・・。
すべての母として、その慈愛の心と・・慈悲の心にて。

ふと。
気付いたときには、何もなかった。
ただ・・・・色のない空間があるのみで。
自分もまた、形のないものであった。
そんな中、自らの中に、いろいろ、創り出せることが判明した。
それは、ほんの思いつき。
その後は、ずっと、その繰り返し。
だが、いくら、いろいろと創っても。
彼女を置いて、それらはすぐに壊れてしまう。
だったら、相対する属性をもつ、何かで、世界を創れば、うまくいくのでは?
そう思い・・闇と、光。
それらに属するものを創り出した。
結果は、成功。
光を与えたことにより、世界は、多々と発展を遂げ。
次々にその成功した世界の仕組みを取り込んで、多々と世界を創造してゆく。
それでも・・・・。
いつも残されるのは、彼女・・最後には一人のみ。

何となく、創った、石。
それが、意識をもち・・自分の側にいてくれることがどれだけ慰めになったであろう。
そうでなければ、まず気が狂っている。
常に気丈に振舞ってはいても、その奥底では、温もりを求めている。
崇高で、近寄りがたく・・気高く美しい。
それでいて・・とことん弱い部分をもつ、彼女。
いや、彼女達という存在達。
弱いから、様々な世界を創り、自らを慰めている。
それは、彼女達ですら気付かない、本質の部分。




「・・・・・何だ?」
そこに住む、存在が。
自らが住んでいた星から、出ることを覚えて。
他の惑星とも交流を持ち出して。
やがて、一つの星の中でしかなかった争いが、宇宙規模・・銀河規模にと発展してゆくその中で。
互いに異なる、異星に生きる、生き物たちは。
協力して、治安を管理する組織を創りあげようとしていた。
それは。
その中にある、空間のいくつかの管理を任されている、光と闇を司る、
普通の生きる者達には知られていない存在達にとっても。
それは、とても好都合のことであった。
精神でしかない彼らは。
そんな、様々な生き物たちと協力し。
この、世界という宇宙に、一つの組織を創りあげてゆく。

― 銀河連邦機関。

まだ出来たばかりの機関である。
参加している銀河も、数個と非常に、はっきりいって、力がない。
それでも。
何か、役にたちたくて・・。
未だに知られていない、空間の発見に心を躍らせて。
共同開発した、新しい様式の宇宙船に乗り込んで宇宙空間を見回っている、隊員達。
とはいえ、未だに隊員も多くはない。
不足の事態が起こっても、対処できるような存在にて見回りがされている。
この宇宙。
まだ、生き物たちが知らない不思議な現象など多々とある。
未だに、彼らが生活していた、海というそのすべてもまだ把握しきれていないのに。
宇宙空間という名前の海を把握しようとするなどと。
順番が異なっているような気も多々としないでもないが。
それでも、未知なる物にの探究心は、生きているものが持っているその【好奇心】という名前に他ならない。


いつものように、見回りをしていると・・・。
その黒い、光も何もない空間に・・。
一つの淡い光を彼らは見出した。
視線で合図して、船をそちらの方向にと向けてゆく。

その光の中に。
どこかの星の種族なのであろうか。
ガラスのような・・水晶のようなカプセルのような、物質に包まれている、小さな幼女の姿が。
その、長く、黒い艶やかな髪がその小さな体より長く伸び。
身にまとう服は、まるで虹色にと輝く物質でできているような、見たことない一つの継ぎ目もない、一枚のワンピース。
その首には。
その小さな体には似合わないほどの、大きさの。
まるで、いうならば、宇宙や惑星で発生することが多々とある、オーロラのような色彩の石がはめ込まれた。
とても変わったペンダント。
「・・・・・子供?」
顔を見合わせつつ。
その、宇宙空間に漂う、そのカプセルを回収し。
彼らの本部にと運ぶ、彼らの姿が。
音も何もない、静かな宇宙空間の一角で見受けられていた・・・・。

ぱっちり。
目を開くと、その吸い込まれそうなまでの青い瞳。
その、瞳の中の黒い瞳孔に、見ていると、吸い込まれそうなまでにとなってくる。
幼女・・見た目、人の種族でいうと、一歳かその辺りであろうか。
その幼女に向かって。
「・・・・・・君、名前は?」
優しく微笑みかける。
あの辺りの空間は。
先日、そこにあった、銀河系が、消失した。
そう、すでに調査はついている。
「・・・・名前?」
その澄んだまでのその声に思わず酔いしれてしまうほどの・・・・・澄んだ綺麗な幼女の声。
子供らしからぬ、その言葉の雰囲気もまた。
少女の愛らしさをより一層に高めている。
しばし、考えて。
小さく。
「・・・・・・ユニット。ユニット=ユニバース。」
そうにっこりと微笑む幼女。

ユニバース。
それは、宇宙空間を意味する言葉。
昔からそう伝わっている、古の言葉の意味。
ユニット。
それは、母なる、空間を意味するという言葉。
その二つを自らの名前に擁する少女・・・・。

身元などはいるはずもないが。
彼女の身元を捜しつつ。
それでも・・。
やがて、少女を。
連邦で預かることが決定したのは。
しばらく後のことであった。

始めはちょっとしたおせっかいと好奇心みたいなもの。
自分に気付いてもらいたかった。
・・・だから。
物質形態を取っただけ。
それでも。
彼女の持つ力は・・。
やがて、信仰の対象にとなってゆく。

その、力の気配と、波動から・・・・。
少女が・・・・。
自分達を創り出した、すべてなる母なる存在だ・・と。
一部の存在達が気付いたのは・・。
それから、しばらく後のことであった。





シャ!
元気よく、カーテンを開ける。
その窓の外には。
空間を少し捻じ曲げているのかを示すかのように。
広がるのは、片面には、星空と、もう片方には、惑星の星の表面の姿が。
様々な機種の船が飛び乱れ。
高い建物の周りを飛び交っている。
「・・・・昔の夢・・か。」
この地・・この世界に、初めて物質形態をとったときの、そのときの・・。
もう、いつだったか忘れてしまいそうなくらいの。
遠い、遠い記憶の彼方の出来事。
あれに調子付いた。
というのもあり。
あれからは、こうして、ずっと、物質形態をとるようにとなっている。
つまりは。
まったく人と変わらぬ姿で様々な世界を見回っているのだ。
それは、誰も知らない事実。
中には、感のいい存在達などは気付きかけたりするものの。
だが。
「・・・・・でも、何で・・・・・この『私』を。保護の対象に絶対に組み込んでいるのよ・・・・。」
少し溜息が出るのも当然。
自分に傷など・・・・どのような存在ですら出来るはずがないというのにも関らず・・・である。
いや、出来るとすれば・・・自分・・彼女達と同じ存在ならば傷くらいならばつけることも多少は出来るであろうが。
それでも・・・消滅などは各自、誰にも出来るはずなどはないのである。
その自我が崩壊すればまた別だが。
その本質から、その自我を形勢する、意識もまた多々と彼女達、同じ存在の『それら』はすべて持っているのだからして。
まず消滅などということはありえない。
まあ、自分で自分を傷つける・・と見せかけることくらいは出来るが。
彼女のことを知った空間というか世界の殆どは。
その一番重要なこととして。
一番に。
『彼女の保護を優先、命をかけても彼女を守れ』
というのが通説になっていたりする。
「・・・・・はぁ・・・。」
溜息一つ。
あれから、かなりの時間が、この空間という宇宙空間の中でも、経過したというのにも関らず。
未だにその体制はここでも変わっていない。
「・・・・どうしてこうなるのかなぁ・・。」
自身の望みは、そんなことではない。
彼女としては、引っ掻き回して、遊ぶのは面白いけど。
それで死なれたり、戻ってこられたりしても、気分が悪い。
死んだ直後なら、そのまま、生き返らせても、違和感なく受け止められるが。
死んで数日以上経過した生き物を生き返らせたりした場合。
さすがに、問いただされることがある。
別にそれ自体はどうってことがないにしろ。
それでも、少しばかり疑われることには代わりがない。
今ですら。
少しばかり、結界の中にある、あの本部の中に位置している。
かつて、自らが創り出した、この世界の中心に属する【部屋】に入れたことで。
疑われているという現実があるというのに。
「・・別に記憶操作するのも簡単だけど・・。」
でも、あまり介入するのも、あまり面白くない。
できれば、自らが気付いて欲しい。
それが望み。
「・・・ま、いっか。」
とりあえずは・・・今はまだ。
「今、私は・・・『ミリアム=フィラ』だもんね。」
そういいつつ。
窓の外を眺めて、クスリと笑うミリーの姿が。
ミリーの住んでいる部屋にて見受けられていたりする。

この世界そのものを構成しているともいっても過言でない。
宇宙の闇。
よもや、その闇を抱擁している、またはその闇そのものに、意識があるなどと。
誰が想像できようか。
そんなことも在るのでは?
と考えている存在もいるとすれども。
それでも。
異なる、通説で、この世界にと伝わっている伝説。
『宇宙の姫(ユニバース・オブ・ザ・プリンセス)』
その本当の真実を知る存在など・・・数が知れている。
殆どのその本質を理解してないのだから。
彼らが思っているのは、万物の母。
そして・・・。
その姫の力を手にいれたものは、何も怖いものなどなく、【宇宙そのものを制覇できる力をもつ】。
という、間違った知識。
確かに、その力を得たら、まず怖いものなどはないであろう。
・・・・・たかが、一つの存在が、その力を制御できるはずなどないが。
そんな知識と歪んだ情報から。
彼らは、躍起になっているのだ。
宇宙の姫の保護を最優先として。

この宇宙に伝わる伝説の一つ。
『― 姫は、人や普通の生き物として、すぐ側に存在することが多々とある。 ―』
事実。
こうして今―その、本人たる、曰く、呼び名、宇宙の姫。
・・・・・ユニット=ユニバースは。
今。
ミリアム=フィラ=ノクターンとして。
今ここにいるのだから。
はっきりいって、それは・・・伝説でなく・・事実に他ならないのであった・・・。



ミリアム=フィラ=ノクターン。
それは、人としての、この地での名前・・・。
その本質たるそのものは・・・・。
この宇宙、いや、他にも多々とあるすべての空間という名前の世界の宇宙を。
創り出している、伝説の中にある、万物の母。
・・・・・その存在に他ならない。


それを自らその記憶と力を・・・一時、彼女は封印していただけ。
・・・・よくやるのだ。
彼女は。
こういうことを。
それは、長い、長い、永久の年月というか時間の中で彼女が開発した、暇つぶし。
ともいえる行為なのであるが。


その事実を知るのは。
本人と・・そして。
ミリーが常にその身につけている。
曰く。
『宇宙の石』である、フェアリー。
その二つの存在のみ・・・。

一部では、石そのものに力があり。
その石を手にいれても、この宇宙の制覇ができる。
という間違った伝説も伝わっているのである。


銀河連邦機関。

それは。
かつて、本格的に、存在に接触を果たしてみようとした、かつての彼女が。
接触した機関・・それに他ならない。

この機関の創設者は・・・・。
それゆえに。
彼女・・・宇宙の姫の保護を全面的に、訴えているのであった。

この機関を創設した存在の一つに。
この地を任されていた、数名の光と闇を統べる存在も含まれているのも、また事実。
世界があるから彼らがある。
世界がなくなれば、彼らもいなくなる。
そんな関係上に位置している、そんな統べる存在達 ー。

だが、そんな存在の殆どは、一般の生き物には知られることなどなく。
今もこうして、規模を大きくした、連邦は。
今日もまた、この世界の安定のために、活動を再開してゆくのであった。

                              −続くー

    


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   あとがきもどき:
       暴露、暴露v菫ちゃんv
       ちなみに。
       ミリーは、ここでは、ミリアム=フィラですが・・。
       よく使う名前の一つが。
       スミレ。(宇空菫)それが彼女が使う名前ですv
       殆ど、本名たる名前・・・ユニット=ユニバースは。
       あまり使いません!(爆!)
       というか、勘のいい人は名前だけで気付くからv
       さあ!次回はようやく本編!
       妹のミレアの社会見学です!
       それでは、レッツゴー!