僕は今日、叔父さんと叔母さんの子供を見に来たんだ。 名前はミラージュ。 ミラって呼んでる。 ミラを見てると凄く嬉しいような懐かしいような気持ちになるんだ。 「でも、不思議だね…。髪と瞳の色が僕と同じなんて…。」 「覚醒遺伝ね。あたしの父ちゃんがシエンとミラみたいな髪の色だから…。」 後ろの叔母さんが――叔母さんって呼ぶと怒るけど――そう言った。 僕のお母さんも、叔母さんも瞳の色は紅いから目の色だけは似たんだろうね。 「それじゃあ、ガウリイ叔父さんには全然似なかったんだね…。」 「オレはリナに似た子供で嬉しいぞv」 「けど、性格がガウリイ叔父さんに似るかもしれないね。」 「ガウリイに……?」 叔母さんが叔父さんの方をちらりと見る。 「何だ?リナ……。もしかして、やり足りなかったか?」 「ばっ…////!!!」 叔母さんの顔が真っ赤になる。 そういえば、僕がミラに会いに来た時、叔母さんお風呂上りだったけど…。 なにかやってたのかな? 「もしかして、僕、なにかやってたの邪魔しちゃった? もし、そうなら、ミラのこと僕が見てるから続きしてもいいけど…?」 「そ、そんなことないわよ…。」 「そうだな、じゃあ、お言葉に甘えて…。」 叔父さんが叔母さんをひょいっと抱き上げる。 う〜〜ん、やっぱ、何かやってた途中だったんだね。 「僕が帰るまでに終わらないようだったら、ミラ預かるから、安心してね。」 「ちょっとまっ…///!!」 「悪いなvミラを頼むぞ、シエン。」 「うん、大丈夫だよ。いつものことだし…。」 「ガウリイ!シエン!!」 抱きかかえた叔母さんを連れて叔父さんは寝室に引きこもってしまった。 まぁ、いつものこと、いつものこと。 それじゃあ、ミラの着替えとミルクと…準備しなきゃ。 今回は一週間くらいで終わるかな……?
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